A:短く小さな皮(mini-incision)を用いた方法です。従来は15から20cm程度の皮切で手術が行われていましたが、最近では、8cm前後の皮切で行われています。当院では、通常7cmで皮切を行っています。これは、患者さんに対する侵襲(筋肉へのダメージ)が少なく、早期退院・早期社会復帰が可能になり、美容的にも傷が目立たないというメリットがあります。しかし一方で術中の視野が狭くなるため術中の骨折やインプラント(部品)の設置不良などの問題が生じやすく、熟練した股関節専門医が用いるべき手術法でもあります。当院では90%の手術に用いています。
Q27:最小侵襲手術 (Minimally Invasive Surgery=MIS)って
公開日:2014.07.06
最終更新日:2021.06.16