みなさまこんにちは。理学療法士の笹原です。
久々にブログに登場しますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
梅雨の時期になり、私はこのジメジメした感じがとても苦手です。
今回は杖についてお話したいと思います。
当クリニックでリハビリされている方はご存知かと思いますが、股関節の痛みが強い方や、術後3か月までの方(個人差はあります)には杖を使用するようお話しています。
杖を使用するメリットとしては…
①痛みの軽減
②正しい歩き方を身につける などがあります。
杖を使用し足にかかる体重を分散させることで、股関節の痛みを減らすことができます。
また痛みから跛行(びっこをひく)が出ることで、歩き方の変な癖がついてしまったり、股関節以外の痛みを引き起こしてしまいます。
なので、
①手術前から杖を使用し出来るだけ痛みを出さない
②歩き方の癖を直す
③足りない筋肉をカバーする
以上3点が大事です。術後筋肉が回復し、綺麗に痛みなく歩けるようになれば、杖なしで歩いても問題ないかと思われます。
最後に杖の正しい使い方についてです。
街中を歩いていると、杖の使い方を間違えている方が結構います。
せっかく杖を使用しているのに、正しい使い方でなければ何の意味もありません。
以下の事に注意し、正しく杖を使いましょう(^^)
①持ち手:痛い足と反対側の手で持つ
②長さ:杖を少し前についた状態で肘が少し曲がる高さ
③歩き方:痛い足と杖を一緒に出す。杖は補助的な物になるので、杖に頼りすぎず身体を真っ直ぐにした状態で使用してください。