みなさまこんにちは。理学療法士の笹原です。
最近は雨の日が続いていますね、早く梅雨が明けて欲しいと願うばかりです。
今回は脚長差(足の長さの違い)についてお話したいと思います。
当クリニックに来院される方でも、術前後問わず脚長差を訴える方が多くみられます。
脚長差は大きく分けて2つの種類があります。
①器質的(構造的)脚長差:
骨格的な問題(先天性または変形性関節症などの変形によるもの)
②機能的脚長差:
アライメントの崩れ(身体の歪み)による問題
脚長差がどちらの原因かによって、対処法も変わってきます。
今回は①器質的脚長差についてお話したいと思います。
器質的脚長差に関しては、基本的に手術前の方が当てはまります。骨格そのものの影響から生じているため、運動等で改善することはなかなか難しいです。
この脚長差が大きい方には、インソールの使用を勧めております。
脚長差がある状態で生活していると…
・反対側の足に負担がかかる
・腰や膝など様々な場所に疼痛を引き起こす。
・脚長差を補正しようとすることで身体の歪みが生じ、身体が誤った姿勢を学習してしまう。
(身体が歪んだ姿勢が真っ直ぐな姿勢だと感じてしまう)
以上の問題を解消できるように、正しくインソールを使用することが大事です。
特に、身体の歪みは手術後にも影響してくる事が多いので、手術前から可能な限り姿勢を正しくすることが重要です!
当クリニックでは手術前からも積極的にリハビリ介入しております。
脚長差のこと、その他気になることがあればリハビリの際にいつでも相談して下さい(^^)