皆様、こんにちは。看護師の鈴木です。
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さて、今週は手術後の合併症のひとつである「感染」についてお話します。
人工関節置換術をおこなううえで、どうしてもゼロには出来ない合併症が感染です。
感染率は約1%程度であり、早期に治療すれば問題なく治癒できるものです。
しかし、時に感染が手術した場所の深い部分で起こると治療が難しくなり、せっかく入れた人工関節を抜きとらなくてはいけなくなってしまうこともあります。
せっかく入れたのにそこまでしなくてはいけないの??と思いますよね?
皆様の知っている人工関節というものは生体となじみやすく作られています。そのため、細菌が人工関節に膜(バイオフィルム)を作ってしまうことがあります。
また、人工関節には当然血流がありません。そのため、抗生剤を使っても効かず、細菌が増えてしまい、感染が治りにくくなってしまうのです。
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手術後に感染すると手術した部位の皮膚が赤くなったり、腫れたり、膿が出たりします。
また、感染は人工関節置換術後の早期に起こるものと手術後ある程度年月を経てからおこるものとがあります。
そのため、入院前には創部の感染の予防のために風邪をひかないようにとご説明しています。
当然ではありますが、当クリニックのスタッフは合併症が起こらないよう看護していますのでご安心下さい☆☆
手術室から病室へ帰ってきた後は、皆様の身体も弱っている段階でありとても不安定な時期です。
入院中の身体の状態・観察は病棟の看護師におまかせ下さいね。
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話は変わりますが、私は音楽が好きです。
その中でもロックバンドが好きで、よく1人で気になったバンドのライブへ出かけます。
先日はロック・イン・ジャパン・フェスという音楽祭に行ってきました。
2泊3日で保育園からの知っている幼馴染と楽しんできました。
1日ずっと音楽に浸ることのできる時間はとても心地よかったです。
何かあったとき、ロックを聴くとなんだか励まされます。
皆様も落ち込んだ時はぜひロックをどうぞ!!