前回までは、骨切り術のお話をさせて頂きました。
今回から、人工股関節置換術(Total Hip Arthroplasty=THA)のお話です。
*人工股関節置換術の歴史
1960年初頭、Sir John Charnley(チャンリーまたはチャンレー)によって金属とポリエチレンの組み合わせの摩耗の少ない人工股関節が導入されたのが始まりです。
*進行期股関節症~末期股関節症に適応です。
*除痛効果が高く、関節機能が温存されます。
*セメントレス(セメント使用しない)・セメントに分けられます。
*合併症
脱臼(関節が外れる)・感染・弛みによる再置換術(再手術)の可能性があります。
股関節(太ももの付け根)のお話⑱
公開日:2012.02.11
最終更新日:2021.06.16