A:人工股関節置換術は、主に軟骨がすり減って骨が変形してしまう、変形性股関節症の患者さんに対して行われます。股関節の病気自体、整形外科の対象疾患の1%以下に過ぎませんが、大腿骨頭壊死症、関節リウマチなどの疾患による股関節の障害の治療にも行われ、世界中で年間およそ50万件行われています。最近のデータによると、日本でも年間約4万件行われています。今後日本において更なる発展が期待できます。
国 | 人工股関節 (件/年) | 人口 (万人) | 人工股関節 (件/1万人) |
アメリカ | 200,000 | 30,000 | 6.7 |
イギリス | 88,000 | 6,000 | 14.7 |
フランス | 70,000 | 6,500 | 10.8 |
イタリア | 60,000 | 5,800 | 10.3 |
日本 | 30,000 | 12,700 | 2.4 |