股関節をはめる筋肉があるって知ってますか?
股関節の痛みはなぜ起こるのか?
多くの原因は 「関節のズレ」 にあります
股関節は臼蓋というくぼみに対して 骨頭というボールが ハマり込んでいる状態
これが深くはまり込んでいるほど安定した関節と言えます
しかし、臼蓋形成不全の形状の問題や筋力の低下などによって、骨頭が臼蓋の屋根にぶつかってしまうことがあります
こうなると今までスムーズに動いていた骨頭が臼蓋にぶつかりながら動くようになり、長期間続けば骨が変形して「変形性股関節症」となります
つまり臼蓋に対して骨頭がぶつからない様に動けば 理論上、変形は予防できるので
【関節のハマりを良くすること】が必要です
いくつかの筋肉がある中で特に重要なのは 内転筋 です
内転筋の役割は脚を閉じることです
実はそれだけではなく、立っている時に骨頭を臼蓋にはめ込んでくれる作用もあります
これは筋肉の着き方を見ると一目瞭然です
筋肉の→矢印が臼蓋に向かっているのがわかるでしょうか?

この構造を一般的にわかりやすくすると家を建てる時などに使用される「方づえ」と似ています


家を建てるのにこの支えは無くてはならないものですよね?
これは風圧や地震の揺れに耐えるために重要な設計です
股関節も同様に この構造があることでより強度上がり、歩行時の揺れに耐えられるようになっているのです
内転筋の鍛え方についてはまた別の記事でお伝えしますね