皆様こんにちは!リハビリテーション部主任の鈴木です。
外出自粛に飽きてきて、子供の頃以来やっていなかったゲームでもやってみようと思い、最近ニンテンドーDSを買ってみました。
本日のテーマは手術のアイシングに関してです。
スポーツで捻挫などの怪我をした時に、氷水の入ったバケツに足を入れた事のある方も多いかと思います。
しかしここ数年で大きく変わってきているのは、スポーツ外傷等の怪我はアイシングをしない!!という事です。
スポーツ外傷などの怪我後の炎症をアイシングで抑えすぎると、
筋肉などの治癒が遅くなるという事が大きな理由のようです!
ちなみにこの事を証明したのが、アイシングを推奨していた人だそうです。
また怪我後の完全安静に関しても、今では治癒を遅らせる要因となっています。
では、手術後のアイシングはどうすれば良いのかということですが、
手術後の腫れ・痛みの軽減には効果的というデータが出ています。
そのためスポーツ後の怪我とは別で、入院中は積極的なアイシングは必要となります。
退院後は腫れがある程度落ち着いているため、基本的には積極的なアイシングは必要なくなります。
傷周りが腫れているか、熱を持っていてなおかつ痛みがあるかに合わせて適宜アイシングをしましょう!
☆確認、アイシング方法☆
・腫れと浮腫みを別で考えて、腫れている時はアイシングをしましょう。
→押してみて硬く張っている感じが腫れ、押してみてブヨブヨする・へこむ感じがするのが浮腫みです。
・傷回りが熱を持っているかは手の甲で確認しましょう。
→手の平は熱を持っていて、炎症の熱を感じにくいためです。
・必ず左右差を比べましょう。
→両側同時に手術した方はふくらはぎ辺りと比べて、熱を持っているか確認しましょう。
・アイシングする際は、長時間のアイシングは避けましょう。
→10~20分程度で十分です。
冷やすのは自宅にある保冷剤やアイスノンで十分です。
たまにアイシングし過ぎている方がいらっしゃいます。
循環不全による痛み・痺れ等にもつながるため、注意が必要です!!