こんにちは!リハビリテーション部主任の鈴木です。
今年の夏も暑くなりそうで、暑がりにとっては今から憂鬱です、、、
さて、本日は足趾(足の指)についてお話します。
タイトルにある通り、足趾が原因で鼠径部に痛みが出る事もあります。
主に腸腰筋・大腿直筋という筋肉が原因となっているケースが多いです。
当クリニックに通っている方は、一回は耳にした事がある筋肉の名前かと思います。
では、ここから少し詳しくお話していきましょう。
腸腰筋は股関節を跨いで、身体と足をつないでいる筋肉です。
主に股関節を曲げる、腰骨を反らす(腰椎前弯)、腰を安定させる作用があります。
大腿直筋は骨盤から膝にかけて続いている筋肉です。
主に膝を伸ばす、股関節を曲げる、骨盤を前方へ傾ける(骨盤前傾)
骨盤は前傾する事でいわゆる反り腰(腰椎前弯増強)、出尻といった姿勢となりやすいです。
では、なぜ足趾が鼠径部の痛みに影響するのか?
ポイントは重心位置で、特に重心が前へ移動しすぎている事が問題です。
重心が前へ移動し過ぎてしまっている方は反り腰となっている事が多いです。。
※反り腰に関しては、依然スタッフの笹原が書いたブログをご参照下さい。
https://www.tokyo-hip-joint.clinic/reha-blog/%e3%80%90%e5%8f%8d%e3%82%8a%e8%85%b0%e3%80%91
下の画像のように足趾の踏ん張りが強い方は重心が前へ移動しており、反り腰となりやすい傾向にあります。
反り腰や出尻となる事で腸腰筋・大腿直筋へ余計な力が入り、痛みを起こすという事です。
重心の位置が安定している方は、下の画像のように踵-指の付け根-指の腹で体重を支える事が出来ているため、立位姿勢も安定し腰や足の筋肉への負担を最小限に抑えてくれます。
身体の筋肉は頭からつま先までつながっています。
普段意識していない場所が、股関節痛の原因となっている可能性もありますので
ご自身の身体を良く観察してみましょう!!