皆様こんにちは!看護師の鈴木です。
この頃、外食したい欲が出てきて、溜まりに溜まって出前を頼みました(笑)
味の濃い料理は食欲をそそりますね~~!!
久々に外食した気分になれて幸せでした~~。
クリニックの雑誌コーナーにdancyuを置いているので、良かったら休憩中にいかがでしょうか。
私は欲求を抑えるために見ないようにしています(笑)
では、今回は「次亜塩素酸水」についてギュッとまとめてご説明していきたいと思います。
消毒薬3:次亜塩素酸水について
名前の似ている次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水って何が違うのでしょうか??
((次亜塩素酸ナトリウムについては2020.06.19のブログを参照ください))
1つめに、生成方法がちがいます。
次亜塩素酸ナトリウムは、水酸化ナトリウム水溶液に塩素ガスを吸収させて製造します。
次亜塩素酸水は、食塩水や塩酸を電気分解して生成します。またこの他にも、次亜塩素酸ナトリウムを原料に、酸を混合するなどの製法やジクロロイソアヌル酸ナトリウムなどの粉末で水に溶かすことで作れる商品も次亜塩素酸水といわれています。
2つめに、pHがちがいます。
次亜塩素酸ナトリウムはpH12.5~13.5の強アルカリ性です
次亜塩素酸水は酸性で、pH数によって3種類に分かれます
pH2.7以下の強酸性次亜塩素酸水(有効塩素濃度20~60㎎/kg)
pH2.7~5.0の弱酸性次亜塩素酸水(有効塩素濃度10~60㎎/kg)
pH5.0~6.5の微酸性次亜塩素酸水(有効塩素濃度10~80㎎/kg) です
※商品裏面をよく見てみて下さい。どの次亜塩素酸水か記載されているはずです。
3つめに、有効塩素濃度がちがいます。
ここは少し省略しますが、簡単に説明すると次亜塩素酸ナトリウムの殺菌効果の出る濃度の約1/3~5の量で次亜塩素酸水は殺菌効果が期待できるということです(試験済)。
なんだか次亜塩素酸ナトリウムより安全で効果も良さそうに見えますね!
では、次亜塩素酸水のメリット・デメリットってなんなのでしょう??
答えは次亜塩素酸ナトリウムと同じなのです(2020.06.19のブログを参照ください)。
生成方法は違いますが、どちらも次亜塩素酸であることに変わりはないため一緒の性質をもっています。
(次亜塩素酸水をテーブルなどにスプレーするとほのかに次亜塩素酸ナトリウムと同じ匂いがするはずです)
補足:次亜塩素酸水には芽胞に効果のないものがあります。pHが酸性寄りだと芽胞へは効果が薄くなるようです。pHは5.0~7.0が強い殺菌効果があるといわれているため、pH5.0~6.5の微酸性次亜塩素酸水が効果が高いと思われます (試験済)。購入時にはぜひpHを確認してみてください
新型コロナウイルス感染症で次亜塩素酸水が一般的に聞かれるようになりましたが、実は私もそれまでは存在さえ知りませんでした。
「医療用で聞いたことあるっけ?」という感じです(製品会社の方すみません(笑))
もしかしたら食品関係の方にはポピュラーな消毒薬だったかもしれません。
それくらい職場でも普段耳にしない消毒薬だったため、効果があるとニュースになったあたりは「そんなに早く?本当に?」と疑っていました。
全てのウイルスに効果があっても新しいウイルスに効果があるかは何度も試験をしなければわからないものなのです。
また、今現在で、加湿器を使用しての浮遊ウイルスや付着ウイルスへの効果は国際的に評価方法は確率されていなく、承認されている次亜塩素酸水はありません(6月26日厚生労働省より)
みなさんがもし購入されるときには、主成分・塩素濃度・pH・使用期限・使用方法・注意事項は必ず確認して安全にご使用ください☆
ではまた~~★★
久々のつくねです(笑)