寒さ深まる今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか。リハビリテーション部・部長の久保です。
突然ですが、私達の職種は【理学療法士=Physical Therapist】という職業です。手術後の患者様や、外来患者様の股関節に対するお悩みを解決すること、身体機能の改善をお手伝いする事が、東京ヒップジョイントクリニックでの役割であると考えております。
理学療法士の免許を取得するには、専門学校(3年制、4年制)、大学に通い、国家試験に合格する事が義務付けられています。
学生時代の苦労といえば、国家試験もさることながら、約半年に渡る臨床実習が思い返されます。実際の現場に行き、理学療法士としての所作を約2ヶ月に渡り学ぶのです。
レポートや翌日の準備で夜も寝られず、居眠りして怒られた事もありました。決して優秀な学生ではありませんでしたが、そんな私に声を掛けて下さった先生の言葉が今でも忘れられません。
「現場に出たら、患者様にとっては学生も理学療法士も関係ない。あなたが精一杯やったことは、きっと患者様にとっては1番の治療なのだから。自信を持ってやりなさい。」
あの時の言葉は理学療法士として働く礎となっており、「目の前の患者様に精一杯接しよう」「家族だと思ってリハビリさせて頂こう」という、自分なりの考え方を導いてくれた大切な言葉になりました。
当クリニックでも2017年8月より学生さんをお預かりしておりました。実習生の見学や治療に対してご協力頂いた患者様、この場を借りて厚く御礼申し上げます。無事に実習期間を修了した事をここに報告させて頂きます。
今後も学生さんの受け入れは行いますので、ご理解、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
S君、2ヶ月間よく頑張りました。直向きな姿や周囲への気配りには目を見張るものがあり、私自身学ぶべき事が沢山ありました。その甲斐あってか、患者様にも人気があり、よく可愛がってもらいましたね。
患者様に受けた恩は忘れないように、理学療法士になっても直向きな姿勢は忘れないで下さい。国家試験頑張れ!